はりきらないひと

2014/04/22

Jolla: ハードウェアトラブル・・・(前編?)

えっと・・・俺は悪くない。多分。

先週末ぐらいに不意にJollaのバイブレーションが息してないことに気が付いた。バイブレーションをON/OFFしても状態が変化しない。

ちょっと前のエントリの通りアプデが来たばっかでソフトウェアトラブルの可能性もあったので、ここでバードリセットの練習も兼ねて(?)一旦ハードリセット。これ自体は問題なく完了し、噂通り1.0.2のアップデートから適用しなおすという荒行に。(ただし、1.0.5は1.0.4の変更を包括しているらしく、ハードリセットの状態から1.0.5系に来るのは2回のアップデートでOK)

その後バイブレーションは復帰したんだけど、リセット直後には復帰していなかったので、もしかしたらソフトウェアじゃないってことなのかな?なんてことを思ってた。が、その後数日はフツーに動いてたので「まぁいいか」と思ってた矢先・・・

また沈黙した。 orz.....

とりあえずGoogle様にお伺いをたてたところ、こんなスレッドがみつかった。

together.jolla.com: Vibration Problem

・・・俺だけじゃなかった!
まぁ、傾向的不良(ロット不良とか)なのかどうかは不明だけど、とりあえず良くあるトラブルらしい。このスレッドを読んでいろいろ試してみたけどやっぱりダメで・・・ということで、サポートに突ってみた。サポートとの会話は晒していいもんかどうかわからんので、とりあえず概要を。
まず下みたいな感じの内容でココからサポートに宛ててRequestをSubmitした。
バイブレーションが機能しなくなっちまったぜ!
先月下旬から使い始めて、はじめは問題なかったんだけど、ここ数日で バイブレーションしなくなっちゃったのさ!
設定変更も再起動もハードリセットもしてみたけど全然ダメでさぁ!
多分、ハードの問題だと思うんだけど、俺今日本に居てさぁ、
サービス(修理)が受けられるかどうか心配なんだよねー。
どうやって修理を依頼したらいいかなぁ?
俺この端末気に入ってっから、助けてほしいんだよねー!
よろしくー!
前にJolla入手時にちょい必要があってコンタクトしようとした時には1週間以上問い合わせが放置されてしまったJollaのサポセン、今回もどうせすぐには返事来ないだろうと思ったんだけど・・・
・・・ソッコーで返事が来た Σ(゜Д゜)
やぁ!
とりあえずコレ試してもらえる?
  1. 電話アプリ立ち上げて
  2. プルダウンメニューから「電話番号を入力」を選んで
  3. "*#*#310#*#*"を入力すると
  4. "CSDツール"が起動するから、
  5. "single test"をタップして
  6. スクロールダウンして"vibrator"を選択してくれ。
で、このテストの結果を教えてくんないかな?
申し訳ないんだけど、今販売してる国々(EU諸国、ノルウェイ、スイス)以外へのサービスのための出荷(輸送費)はカバーできないんだ(Unfortunately we do not cover shipping to service for other than the countries we currently sell to (EU countries, Norway and Switzerland))。だから修理のための輸送費はそっち持ちになっちゃうよ。
うーむ・・・輸送の問題さえカバーすれば、修理自体は受け付けるって意味っぽいのかなぁ。とりあえず日本に直送してくれるのかが一番の問題なので、下のように返事してみた。
ちわー
返事ありがとー!
残念ながらテストの結果は"Failed"だったよ。
とりあえず3つ程確認してもいいかな?
  1. 自腹で輸送費を持てば、修理品を日本に直接送ってくれるの?
  2. 修理費用はいくらぐらいになりそうかな?
  3. そっちからこっちへの送料はいくらぐらいになりそう?
よろしくー!
そしたら次の返事もソッコーで帰ってきた。
やぁ!
修理費用は保障内だよ。修理品の返送費用もこっちで持つから。
デバイスを適切に梱包して(ちゃんと保護されるように、プチプチとか使って)箱に入れて送ってね。輸送中に箱の中で動き回ったり、間違って電源がONになっちゃうようなことの無いようにしておくれ。送り先は以下の通りね。
[[[送り先]]]
送るのはもし可能ならFedExをおすすめしてて、事前にトラッキング番号を教えておいてくれると通関手続きが楽になる。修理のための一時的な輸送であることを明確にするために、Proforma Invoiceは必ず入れておいてね!
他になんかあったら言っておくれ!
じゃあね!
ふむ。なんとなく最初の発言(英文を乗っけた部分)は「販売してる国以外の地域とのやりとりはカバーしてない」みたいにも読めたし、だから(送るのも戻るのも)送料はこっち持ちって話なのかなと思ったりもしたんだけど、「(売ってる国以外からの)修理を受ける為の送料はカバーしてないんだ」って意味なのかな?だとすると、とりあえず所定の書類をそろえて自費で送りさえすればなんとかなるってことなのかな???(逆にEU諸国内だったら着払いで受けてるってことなのかな?)
あとは鬼門のバッテリー。一応「国際郵便におけるリチウム電池の輸送条件」を見る限り、本体にバッテリを装着して送る分には問題なさそうなんだけどなー・・・でも買った時も結局ネックになったのはリチウムイオンバッテリだったしなー・・・ってなことで・・・
ちわー
お返事ありがとー!
とりあえず送ってみるよー。
ところでさ、バッテリは修理品に同梱されてないとダメかな?
バッテリ抜いて送った方がスムーズに出荷できると思うんだよね。
よろしくー
とりあえずこのメッセージはむこうの金曜日の朝までには出したはずなんだけど、とりあえず返事は来なかった・・・直前まではソッコーで返って来てたのになぁ・・・

何がともあれ、海外発送の準備だ。FedExはやっぱ個人で使うのはハードル高そうなんだよなー・・・ってことで、ここは仕事でも使ったことのあるEMSで行くのがよかろうと。ちゃんとトラッキングもできるしね。あとはどーすっかなぁーってことで、ぐぐる先生にお伺いを立ててみたところ、まさにぴったりの情報ががが!!!

卓上オーディオ (Tabletop Audio): 個人輸入した製品が故障し、海外に修理品を発送するには

おおおぉぉぉ・・・すばらしい、Invoiceの書き方も実例があってわかりやすい!!!

ちなみにフィンランドへの発送には「税関告知書」と「Invoice」の2つが必要らしい。一口に「Invoice」と言ってもいくつか種類があるみたいだけど、ここで用意するのはサポートの言ってた「Proforma Invoice」のことで、まぁ、ぶっちゃけこれから送る中身を明確にする(この場合は「これは修理品で、商品じゃない(無償だよ)」ってことを税関に対して明らかにする書類(って理解してるんだけど、あってるよね?)。
税関告知書については、EMSの送り状それ自体がフォームになっていて、後ろに複写で数枚「税関告知書」がくっつくような形になっている。
ちなみにこのフォームは「CN23」になってる。金額的にはこのままこれを使えばいいっぽいけど、「CN22」の場合はどうするんだろう?まぁ、後で調べておこう。

とっとと送って修理したいので、週明けて月曜の昼間にちょっぴり催促入れてみた。
やぁ!
とりあえず送る準備はできてるんだけどさ。
  1. バッテリ抜きで送っても大丈夫?
  2. Invoiceにそっちの電話番号書きたいから教えてくれない?
よろしくー!

さてー・・・お返事来ないかなーと楽しみに待ってたんだけど・・・某氏から一言「今日(4/21)、フィンランドは祝日じゃね?」と・・・
なんだとー!? ・・・確かに調べてみたら、イースターでお休みじゃん・・・・('・ω・`)ショボーン・・・・

ってなことで翌日の夕方まで待って・・・返事キター
やぁ!
  1. バッテリ抜きで送ってOKだよ
  2. 電話番号コレね!
よろしくー
ってなワケで書類を書きそろえて、物品梱包して、今日とりあえず出荷した。
とりあえずInvoiceの控えを先行してサポートに送って、トラッキング用の番号も送って、あとはしばし結果を待つのみって感じ。

というワケで、後編へ続く!?

2014/04/18

Jolla: TIPSとまでは言えないけど使う上で知ったこと

ショートネタを一つ。

Jollaの設定(Settings)アプリを開いた時、デフォルトでは「WLAN」「Bluetooth」「Mobile Data」「Flight Mode」の4つがデフォルトで並んでる。それからその下に画面の明るさと着信音量の設定バーがついてる。
デフォルトで最初からこうなってるからあんまり気にしてなかったんだけど、これ全部が「ショートカット」でできてるみたい。固定なのは下にある「System」「Apps」「Accounts」の3つだけ。
つまり設定アプリを立ち上げた時のこの「1画面目」で何に一番アクセスしたいか、自分で考えて配置することができる訳だ。

この画面にショートカットを追加したい場合、たとえば、「WLAN hotspot」をこの画面からトグルしたい場合には、「System → Internet sharing」を開いて、「WLAN hotspot」の項目を長押しすると「Add to favourites」ってのがポップアップされるので、これをタップすると「1画面目」にショートカットが現れる。
上から二段目の一番左の奴がそれ。で、逆にこの画面から外したい場合には外したい項目を長押し(もしくは同じように「System」から辿っていって、その設定項目を長押しでもいい)すると「Remove from favourites」ってのがポップアップされるので、これをタップすると外せる。
つまりこのアプリの「本来の姿」はこうなっているのだ!
「Settings」はホーム画面からプルダウンメニューで行けちゃうワケだから、この画面をカスタマイズしてトグルしたい機能とかをちゃんと配置しておけば、けっこう使い勝手が良くなる・・・かもしれない。うむ。

Lumia 920: WindowsPhone 8.1 Developer's Preview !! (2)

さて、OSがWP8からWP8.1に変わったワケなんだけど、何が変わったんだろうか。
実は・・・正直あちこち変わっててどこが変わってんのか(あるいは変わってないのか)わかんねぇ(笑)。とりあえず気が付いたところからメモっとく。

○プルダウンタイプの通知エリア
Androidはもちろん、もはやiPhoneもそのタイプだから、スタイル的にはめずらしくない。
画像は引き下ろす途中の状態でスクリーンショットを撮ったもの。下半分に見える背景を見て解る通り、ロック画面の状態でもプルダウンすることができる。ロックを解除せずにWLANやBluetooth、機内モード及び画面ロックの設定を変更する事が可能。また見ての通り、ロックを外さずに新着メール等の通知を確認することも可能。ただしこの通知の部分、通常画面であればタップすればメールアプリが開くんだが、ロック画面からはその操作ができない。その右上の「すべての設定」もロック画面から開いた場合には反応しないようにできてる。更に通知については、「設定」→「通知+アクション」で設定すれば、ロック画面上から通知を確認できなくすることも可能。なかなか良くできてるんじゃないかな。


○スタート画面の背景とタイルの数
「設定」→「スタート+テーマ」から「スタート画面の背景」のところで画像を選択すると、アプリ側のタイルの設定にもよるんだけど、タイルから透けて後ろに壁紙が表示される。たとえばテーマカラーを変えるとちゃんとタイルの色が変わるような奴は、ちゃんと透過して後ろの画像が見えることになる。
更にその下に「タイルの数を増やす」っていう設定がある。増やすと、大きい正方形のタイルで横3枚の表示になる。
でも、なんとなくこの大きさの画面でこの枚数はちょいゴチャッとしちゃうかなーと・・・でも2列だとちょーっと物足りなかったりもするんだよなー・・・うーん・・・


○メール+アカウント
GMailとかのメール取得間隔の設定に「アイテムの受信時」っていう選択肢が加わった。つまりはIMAP Idleとかああいう機能。しばらくはIFTTTとかあるいはrubyで独自にスクリプト作ってIMAPサーバを確認してPushalotに投げるみたいなことをしてたんだけど、これでフツーにメールがPush配信されるようになった。個人的には欲しかった機能なのでかなり嬉しい。
でもGoogleアカウントのアイコンがフツーのメールアイコンとほぼ同じ(微妙に違う?)になってしまったので、他のアカウントと見分けがつきにくくなったのはマイナスねw


○通知+アクション
この項目って、新しく加わったんだよね???前からあったっけ???
でも、要はここで上に書いたドロップダウンメニューの詳細設定ができる。4つのクイックアクションを10個の選択肢から決められる。また、アプリやアカウント毎に通知音やバイブレーションの設定をここから変えられる。GMailとspモードメールで着信音を変えたりとかって話だね。地味に便利かも。


○Wi-Fi
「Wi-Fiセンサー」とかっていうのが加わってるんだけど、イマイチまだ意味がよく分かってないorz.....


○携帯ネットワーク+SIM
旧「携帯ネットワーク」で、今まで通り最高接続速度の設定やネットワークの選択などができるようになってるんだけど、ここにSIM名ってのが定義できるようになってる。これは、つまり、SIMを入れ替えた時にちゃんとSIMが識別されて、たとえばAPの設定とかはちゃんと引きずられるんじゃないかと思うんだけど・・・多分ね。


○画面出力
こんなのあったっけ?プロジェクター等に画面を投影できるらしい。Lumia 920の場合「ワイヤレス接続で画面を出力できません」となってるから、一部ではワイヤレスでやれるものがあるのかな。


○設定を同期
・・・って、前からあったっけ?
他のMicrosoftデバイスと設定を共有する、っていうことらしい。タブレットとか、Win8以降のPCとかなのかな。同期させる相手がいないのでまだよくわかってない(笑)


あとはデフォルトで入ってるアプリがいろいろと修正されているっぽく、デフォルトのカレンダーとかギャラリーとかの使い勝手がちょっとアップしてるように思った。もっともギャラリーは現時点でOneDriveへの共有が素直にできないとか、多分正式版に向けて修正されていくだろーなーみたいなところも見え隠れしてる。ストアアプリでおそらく改行のための"\n"がそのまま表示されてたりとか、まぁ、プレビュー版なんだからいろいろあるよねw

多分、変更点は上だけじゃなくてもっといろいろあるはずだけど、とりあえずパっと目についたとこだけ並べてみた。でも、ホントにだんだん良くなってきてると思うよ、Windows Phone。Windows Mobileの時と比べたら雲泥の差だよねぇ。あれ、ひどかったもん(笑)←そうはいいつつもそれなりに楽しんでたっしょ>おれ

早く正式版が出るといいなーと思うのが一つ。んでもって、そろそろ日本に再上陸してもいいんじゃね?って思うのが一つ。がんばってほしいよねー。

Lumia 920: WindowsPhone 8.1 Developer's Preview !! (1)

ついに来た!
ってことで、WP8.1のDeveloper's Previewが来たよ。


なんだかよくわからないけど(本番のアップデートの時にも2段階になるのかどうかは不明だけど)、

一段階目はこれ。
「これによりWindows Phone 8.1への更新が簡単になります。」って・・・「誰にとっての『簡単』なのよ?」って感じのメッセージではあるけど、とりあえずアプデする。
アップデートが進んで再起動がかかって再起動後の処理が終わると、こんなメッセージが出てくる。
これでまたしばらく待たされるのかな・・・と思いきや、割とすぐに次のアップデートの通知が来た。まぁ、こっちが本命なんだからそうといえばそうだよな。で、結構デカいっぽく、ダウンロードを済ませたらいよいよ8.1へのアップデート。
これでインストールを始めるんだけど・・・なんか妙に動作的にひっかかる。めちゃくちゃ重い感じ。反応が遅くなったり反応しなくなったりするんだけど、アップデート自体には問題ないっぽいから、この状態からいきなり電源落とそうとか慌てて行動しないことを進めるw
はいはい。インストールするんだってば。
そんなこんなを経て、アプデは結構時間がかかるんだけど、とりあえず待ってればそのうち再起動する。
・・・WLANのシンボルの表示位置が変わってる???で、このスクリーンショットをいつものように撮ろうとしたら・・・
・・・変わったらしい。この後何度もこのメッセージの洗礼を受けることになる。まぁ、慣れるまでは仕方がない。ロック画面を解除すると後ろで後処理が続行中・・・で最終的に完了すると「終わったから新しい設定しやがれ!」と言われる。
その設定が、これ。Wi-Fiセンサーっていったい何だろ???まだよく機能のことがわからない・・・この下にも若干の設定項目があって、とりあえずOKすれば設定完了となる。
ってなことでアプデは完了した。
随分画像ばかりで長くしたので、次に続く。

2014/04/15

Jolla: Firmware Update 1.0.5.16

アプデが来た。
バージョンは1.0.5.16(アプデ前は1.0.4.20)

MMSがサポートされたりしてるんだけど、そもそもdocomo系のSIMでMMSが使えないのであんまりねぇ・・・って感じではある。あと写真に位置情報を付与できるようになったっぽいけど、アレもあんま使ってない。

関係ありそうなところを二つ。

メールは複数アカウントを登録してもひとつのメールアプリで処理することになるんだけど、今までは先にアカウントを選択してからメール作成等の対応をしてたと記憶してる。これが、「デフォルトの送信先」ってのが設定できるようになった。らしい。まだあんま使ってない。

もう一つは、画面上のエッジからスワイプダウンするとアプリが終了する操作が設定でON/OFFできるようになった。ONにするとアプリを終了できる他、ホーム画面で上からスワイプすると端末をロックできるようになった(もとから?)。

あとは・・・細々した改善やバグフィックス(つい最近発表されたOpenSSLのバグも治ってる)らしい。この辺りに詳細が掲載されてる。

んー・・・個人的にはとりあえず早くIMAP Idleをサポートしてくれないかなーとか、まぁ、いろいろ思うところはあるけど、噂によると次のアプデでLTEがアクティブになるんじゃないかって話もあったりして、今後もアプデが楽しみな感じだ。

dynabook AZ: CyanobenMod 11.0 Unofficial Port

来てた!
ある日ふっと下のサイトを見てみたら、Aznyan(AC100)用CM11のUnofficial Portが来てた。

Unofficial CyanogenMod port to Toshiba AC100/Dynabook AZ

導入の手順的には前回のエントリ(CM10.1)と同じ。前回の通り、リカバリイメージとメインのイメージのバージョンは揃えないとダメなので、そこだけ注意。

起動アニメーション

起動した

バージョン情報(4.4.2ベースらしい)

とりあえずカメラが動かないっぽい。WLAN/BTは動く。
CM10.1よりもややスムーズな感じがするんだけど、どうだろう?
まぁ、スムーズとはいっても、いざアプリを立ち上げていろいろ操作してるとやっぱり動作が重い。これでもデュアルコアなんだけどね・・・メモリは512だけど。
そしてあいかわらずサスペンドはできないから、毎回電源落とすしかない。まぁ、ファンクションキー的な奴はちゃんと機能している。とりあえず見た目に明らかに動かないのはカメラだけかな。

正直「実用的か」と言われれば「ふつーに今時のタブレット買えよ」って話になるんだろうけど、これまで出たCyanogenModの非公式Portの中ではわりといい感じに思うな。もうしばらくAZnyanで遊んでみたい人は試してみるといいんじゃないかな。

2014/04/06

Jolla: Androidアプリが動く。

とりあえずのネタとしてはこれが最後かな。
Jollaはまだ立ち上がったばっかでユーザも少ないので、正直アプリが少ない。ま、それは開発する方も承知してた。なんで、手っ取り早い解決方法として、Androidアプリを(ほぼ)そのまま使えるようにするって方法を選んだっぽい。
この手段を取った事自体の賛否はあるにせよ(個人的にはそんなものを入れると「結局のところAndroidでいいじゃん?」って感じになっちゃって、中途半端になっちゃうんじゃないの?って思ったりしなくもないんだけど)、多分、これをメインで使いたいけどアプリが足んなくて困ってる類の人たちには福音になるんだろーね。きっと。
ただ、もちろんGoogleがそんなのをオフィシャルに受け入れたりはしないんだろーから、Google Playがそのまま利用できるワケじゃない。基本的にはYandex Storeっていうロシア辺りのアプリ供給サイトを利用する形になる。

「Jollaとしての標準的な方法(Yandex Storeを利用する)」のは簡単で、ストアから「Android(TM) support」をインストールするだけ。これで(多分)Androidアプリを利用するための環境と、Yandex Storeアプリがインストールされる。あとはYandex Storeアプリを立ち上げて、てきとーにアカウント登録すれば、Androidアプリがインストールできるようになる。

とりあえず、動く。多分、概ね問題なく、動く。
動くんだけど、Yandex StoreがGoogle Playにあるもの全部をサポートしているワケじゃないから、結構な数のアプリがあるにもかかわらず以外に自分が普段使ってるアプリがみつからない事が多い。Yandex Storeで見つかって、変な条件(後述)がない限りはふつーに動くので、話はここで終わりになる。


・・・なんだけど、まぁ、やっぱりAndroidに慣れたヒトならGoogle Playが使いたいと思うのではないだろーか。・・・え?思わないって?まぁ、そう言わずに、一応やってみたから読んでいけよ(←誰に言ってる!?)

ま、そういう結論に達する人は多いらしく、こういう記事を見つけた。

Updated: Installing Google Play On Jolla

ものすごく大雑把に書くと、こんな感じ。
  1. とりあえずJolla本体にStoreからFile Browserをインストールしとこう。
  2. Jolla本体で"Settings -> System -> Developer Mode"からDeveloper Modeをアクティブにする。(と、いくつかのツールがインストールされて再起動する)
  3. PCでGoogle Appsをダウンロードする。
  4. アーカイブの中から「」「」「」の3つを取り出して、Jolla本体("/home/nemo/Downloads"とか)にコピーしておく。
  5. Jolla本体で"Settings -> System -> Developer Mode"からRemote Connectionをアクティブにして、パスワードを発行しておく。んでもってこれを覚えるか、どっかに書き留めておく。
  6. Jolla本体でTerminalを起動して、"devel-su [Enter]"とし、5で覚えたパスワードを入力してrootになる。
  7. 4で本体にコピーした3つのファイルを"/opt/alien/system/app/"にコピーする。
  8. "systemctl restart aliendalvik.service [Enter]"として、Dalvikサービスを再起動する。
  9. File Browserで"/opt/alien/system/app/Phonesky.apk"をタップし、プルダウンメニューから"Install"を選択してインストールする。
  10. アプリのリストに"Play Store"が現れるので、これを起動してあとはフツーにGoogleアカウントをセットアップ。
これでGoogle Playストアを使ってアプリがインストールできるようになる。ただ、何点か注意。
  •  アプリの検索をしようとしたときに入力途中で候補が出てくるけど、ここで候補をタップしてしまうとブラウザが起動してWeb版のPlayストアに飛んでしまう。そっからでもリモートでインストールできなくはないけど、ちょい不便。
  • 追加したアプリは、ホーム画面を長押ししてそっからアンインストールすることができるけど、このアンインストールの情報はPlayアプリと連動しないっぽい。面倒だけどPlayアプリを起動して「マイアプリ」からアンインストールした方がいいっぽい。
多分、こんな感じだと思う。


あと、Yandex Storeにアプリがあったとしても、Playストアから入れたとしても、Foursqareのアプリとかは「Google Play開発者サービス」が要求される。こーゆー変な条件というか要件のある奴はどっちにしたって関連環境を用意してやんないとダメだからめんどーだ。
「Google Play開発者サービス」そのものはアプリとして供給されているけど、Playストアアプリから検索しても出てこなかったりする。
上でGoogle Playストアを使えるようにしてある場合は、Web側からリモートでインストールができる。以下のサイトから「インストール」で「(キャリア名) Unknown Alien_jolla_bionic」とかって端末が見つかれば、その端末宛にインストールを指示してやるといい。


最後に・・・
Androidアプリの動作環境は、使ってみる限りそこそこ良くできてると思う。あまりストレスなくアプリが使える。ちゃんとこの環境経由でアプリからカメラにもアクセスできるし(Instagramのアプリとかもちゃんと使えるから)、ある程度の使用であればAndroidアプリで環境を揃えてもそこそこ使えるんじゃないのかな。(Jollaの意味がなくなるけど)
ただ、画面回転のロックが、この環境の中までは効かないっぽい。画面の自動回転は基本的にアプリ側でやる・やらないを決めているっぽく、さらにOS側からはそれをどうコントロールするかが指定できる感じみたい。"Settings -> System -> Display"のOrientationのところで「Dynamic(画面の向きによって自動回転)」「Portrait(縦画面)」「Landscape(横画面)」の3つが選べるようになっていて、自動回転を許可しているアプリはこの設定に順じて画面の向きが変化する。
ちょっと面白いのは「Dynamic」はいわゆる「自動回転」の類なんだけど、端末の向きを変えるときに画面のどこかに触れたまま回転させることで自動回転の影響を一時的に抑制できる。つまり「普段は自動回転してほしいけど、これから寝っ転がるので今は回転しないでほしい」って時には、画面のどこかに指を触れたまま寝っ転がれば回転するのを防げるワケ。他の端末にはあまりないよね、こーゆーの。(もっともiPhoneはハード的なスイッチで実現している。おいらはあっちの方が好き)
ただ、Androidアプリの実行環境はこの設定にかかわらず常に自動回転してしまうっぽく見える。バグなのか仕様なのかわかんない(あるいは他に設定方法があるのかもしれない)けど、これはちょっとウマくないね・・・なんとなく、残念w

ま、基本は「AndroidアプリはAndroid端末で使えばいい」と思っているので(おいらは複数端末持ちだからね)そんなにどうって話ではないけど、当面使うにあたって足りないアプリをAndroid用の方で賄うってところを考えると、なかなかよく動く環境が備わってんじゃないかなって思う。

あと、Androidアプリの導入・管理方法についてはここのとこでもこれを使ってPlayストアからapkを落としてきて、File Browserで直にインストールすればいい等、いろいろ方法があるみたいなのでググってみてね(ぉ