はりきらないひと

2016/11/25

Jolla: 日本語ローカライゼーションパッケージ 2.1.0-0.0.1 リリース!

この2ヶ月程このブログでも紹介していた通りJollaは正式サポートされている以外の言語へのローカライズについて公式に支援するツールを公開してたんだけど、ついにこの仕組みを使った初めての言語パッケージがリリースされた。
OpenRepos: Japanese Community translation for Jolla
SailfishOSのローカライゼーションについて日本語情報を書いてみたんだけど、最後に書いたリソースの採用スキームはどうも標準サポート言語の話っぽく、コミュニティベースの翻訳は準備が終わると順次@martonmiklosさんという人がパッケージ化してOpenReposにアップしてくれるらしい。

TransifexのローカライゼーションプロジェクトはJollaのローカライゼーションツールで日本語を含む(Transifexでパッケージを作っていた)主要な言語がサポートされた時点でクローズしてた訳だけど、今回のパッケージのリリースによって「草の根活動的プロジェクト」は完全にその役目を終えた感じだ。
インストールの方法はTransifexプロジェクトだった時と同じ。
念のため先にTransifex版の日本語パッケージを一旦アンインストールしておいた方がいいのかもしれない(特に検証してないから判らないけど)。
日付の表示がおかしいのは"sailfishsilica-date_format_medium_without_year"というリソースのフォーマットがtsファイルに載ってきてないっぽく、Translationの方から表示フォーマットの調整ができない感じだったからだと思った。

パッケージ自体は次期バージョンである"2.1.0"のものだけど、とりあえず現行のEarly accessである2.0.5系でも特段問題はない感じ。

Transifex版のパッケージではバッテリ残量表示の右にある「サイレント」のアイコンが表示されなくなる問題があった(@kenya888さんが対策してくれたんだけど、バージョンが上がると再現したりした)んだけど、新パッケージは今のところ問題なさそうに見える。

ところで、新パッケージ版もパッケージ名は「Unofficial」なんだね(笑)
Jollaの公式ツール使ってるんだし、「半official」ぐらいにしてくれてもいいのに(笑)
(というか、@kenya888さんが構築したものを流用してるんじゃないかって思うぐらいの感じだ(笑))

まぁ、Unofficialだろうと半officialだろうと、よりJollaとの連携が取れた配布物になったことには違いない。
これからも日本人にとって「も」使える、使い勝手の良い端末に成長して欲しいものだ(上から目線)。

2016/11/22

Jolla: Firmware Update 2.0.5.6 (Early access update)

前回アップデートの時に「これからもう少しアップデートの頻度上げていくよ」みたいなことを言ってた訳だけど、言葉通りすぐに次のアップデートが来た。
[release notes] 2.0.5/Haapajoki
今回のアップデートはセキュリティ対策とバグ修正が目的で、機能追加はほとんどありません、ということらしい。
ブラウザの検索履歴を削除できたりアンビエンス周りでいくつかの着信音を選べるようになったりとかの細かい追加がある程度で、あとはいろいろな修正によるシステムのベースラインの向上が目的ってことみたい。結構な量のバグフィックス、及びセキュリティパッチがリスティングされている。

なんつーか、この辺りの「ぬかりのなさ」みたいなの、すごいね。
こーゆーOSなり会社なりというのは是非これから先も生き残って欲しいと思う。

この間から紹介してたローカライゼーション周りに関する情報から、どうやらこの2.0.5が固まったら次はいよいよ2.1.0になるっぽい感じ。
これで足固めして、次は結構いろいろ機能が追加されることが期待できる。
楽しみだ。

がんばれJolla!!

2016/11/14

買った:Freetel "REI"

自分用ではなくて、ちょっと持たせる用。
正直値段的にもpriori3 LTEにしようと思ってたんだけど、今はともかく1年後2年後(できれば3年ぐらいは使わせたいけど、このご時世ちょっと難しいかなぁ・・・)になってそこそこ自分でちゃんと使いたいという状態になった時にRAMも内部ストレージも不足してるよなぁ・・・(RAM:1GB、ストレージ8GBで、microSD対応ではあるけどAndroid 5.1だから内部ストレージ化することはできないはず・・・だよね?)

と思ってたら、なんかREIが大幅値下げされてるっぽく税込みでも22,000円ちょいで買えるっぽかったので、結局こっちにした。

とりあえず、箱開け辛い・・・
ものすごいピッタンコで余裕がないし、なんか軽く振ったぐらいでは中箱が下がってこないから、すごく開け辛い。N9とかみたいに持ち方悪いと落っこちてくるとかってのはアレはアレでどうなのよって話だけど、これ、なんとかならんのかね??

中身はまず本体。
下の段に3つ程スペースがある。
それぞれ本体、ドキュメント、USBケーブルとチャージャ。
本体は、大きさ的にはJolla Cとほぼ同じ(なぜそれと比較する!?)で、厚みはREIの方がやや薄い感じ。メタルボディで程よく重量があり持った感じも悪くない。
デュアルSIMなんだけど、SIMトレイ2は(よくある)microSDと共用になってる。まぁ内部ストレージが32GBだからSIMに使ってもそんなに困らないだろうけど、そもそも(自分で使うわけじゃないので)SIM2を使う予定がないので後でmicroSD挿せばいいやと思ってる。
ちなみにAndroid 6.0の機能でmicroSDを内部ストレージ化できるから、ストレージ的にはガシガシ使っても後で容量不足になって困る可能性は少ないかな。

・・・むしろOSアップデートは降ってこないだろうから、そっちがアレだよね・・・

デザイン的にはやっぱりiPhoneを意識しているのか、正面はホームボタン一つあるだけ。オンスクリーンキーもないので、従来のAndroid UIに慣れちゃってるとちょっと戸惑うかもね。
ホームボタンは指紋センサにもなってるので、iPhoneのように指を乗せてロックを解除することができる。

物理ボタンなんだけど、タッチセンサにもなっているらしく、1回タップ(ボタンを押し込まずにタップする)と「戻る」、1回押す(ボタンを押し込む)と「ホーム」、2回押すと「使用アプリの履歴」みたいな操作になってる。
という事で写真で解る通りオンスクリーンキーがない。なので上に書いた通り最初はちょっとピンと来ないかもだけど、まぁ画面全部を表示に回せるメリットもあるし、そもそもホームキーの挙動はiPhoneとかと似せてあるっぽく思うから、そこまでは困らないのかな。

CPUはMT6753 Octa Core 1.3GHz、RAMは2GBとまぁその辺にある端末と遜色ないレベルなので、レスポンスも悪くない。バッテリも2,800mAhとそれなりに容量があって、特に不安は感じない。
ググってみる限り、負荷かけると発熱が若干気になるらしいけど、まぁ今のところの目的ではそんなに負荷かけない予定ではある・・・けどどうだろう。

画面も5.2インチのフルHDで比較的綺麗だと思うし、カメラもメインが13MP、インが8MPとスペック的には悪くない。写真自体の評価は見ても「綺麗かな?」って思う程度で良く解らないけど、多分十分に使える感じなんじゃないかな。

とゆー事で、自分で使うヤツじゃないから細々したところは確認してないけど、これが2万ちょいで買えるんであればなかなかではないだろうか。
コスパ重視ならこういう選択もあるかもしれないと思う。