2016/07/30

Jolla C: 買った

始まりはゴールデンウィークを無為に過ごした脱力感からもようやく抜け出そうとしていた5月の下旬のこと。日本Jolla端末界の重鎮(?)が脳天直撃のツイートを放った!←なんじゃこりゃ
Jolla Phoneから2年半以上を経て新機種がリリースされた!!
"Limited Edition For SailfishOS Community"となっていて、主にSFOS開発者向けの端末として(他にもなにやら事情がありそうですが)数量限定(この時点では確か1000台とアナウンス)でリリースされたらしい。

今年の4月からリチウムイオンバッテリの空輸のレギュレーションがやたらと厳しく鳴ったり、一部のヨーロッパ系の転送業者さんが軒並み休業していたりとなかなかに大変だったけど、なんとか「数量限定」の壁もクリアして、ようやく入手した。
Jolla Phoneの箱と比較すると、すごく小さくなった気がする。中身は大きいはずなのに。
左がJolla Phoneの箱だ。とりあえずあけてみる。
じゃじゃーん。本体がほぼピッタリ収まっている。コンパクトな訳だね。
同梱品を並べてとった写真がどっかいっちゃったんだけど(笑)、中は本体、クイックガイド、バッテリ、充電用USBケーブルだけ。まぁ、すっきりしてて良いのでは。
一応、外観をJolla Phoneと比べてみる。
二回りぐらい大きいね(笑)
スペック上で縦1cm、横5mmほど大きくなってる。厚みは0.3mmほど薄いだけでそれほど差はないはずなんだけど、見た目にはJolla Cの方がシャープに見えるかな。
USBポートとイヤフォンジャックの位置関係、ボリュームボタンと電源ボタンの位置関係がそれぞれ逆になってるけど、まぁ、たいした話じゃないかな。

残念ながら"The Other Half"のコンセプトは捨ててしまった訳なんだけど、多分それをバッサリ捨てたことも含めて、大きさ自体は大きくなったけど全体的に引き締まった気がする(ま、個人の感想ね、これ)。
バッテリ容量は2100mAhから2500mAhにアップ。でもディスプレイの解像度なども含めてスペックアップしてるから、多分稼働時間的にはそんな変わんないんだろうね(むしろスペックアップしてもそこを維持しているとも言えるんだろうけど)。
そういう意味では、ここ最近バッテリ一体型が多いのに比べて、Jollaは当初からバッテリが交換できる形になっている。もっとも、Jolla Phoneの方はスペアバッテリ自体が供給されなかった歴史があるからねぇ・・・どうなのかしらん。

さて、リアカバーを開けると中はこんな感じ。左からmicroSDスロット、SIMスロット1、SIMスロット2。
ぱっとピンを見た時にSIMアダプタ大丈夫かな?と若干不安になったけど、差してみた感じでは問題なさそうだった。まぁ、アダプタ付きのSIMはどこの端末も保証はできないから、自己責任でお願いね(はーと)。

デュアルスタンバイってことらしいんだけど、面倒くさくて動作は確認していない。
画面のステータスのところにはSIM2枚分の電波状態が表示されるんだけど、Setting→SIM CardでそれぞれのSIMをON/OFFできるので、1枚しか使わない場合には開いてるスロットをdisableにするといいと思う。ここのところの設定を使えば、片方だけのSIMを使うという切り替え方もできるっぽい。

SIMと言えば、Jolla PhoneのLTEはBAND1をカバーしていないせいで日本国内において(通常操作の中では)4G接続する事はなかったんだけど、今回Jolla CはBAND1をカバーしているので4G接続は楽勝だ。スペック的にはね(日本のキャリアのSIMで試しちゃダメよん←建前発言)。

さて、多分それ以外の部分は前回エントリの通りJolla Phoneの方にも(Early Accessだけど)OSアップデートが来ているので、セットアップや使い方、使い勝手はほぼ従来通り。
でもやっぱり(プラシーボかもしれないけど)Jolla Cの方がレスポンスがいい感じがする。Jolla Phoneのレスポンスは決して悪くはない(むしろよく動いている)けど、こうやって今風のスペックの上で動いているSailfishOSを体験すると「あぁ、やっぱりこうあるべきだよね」って思ってしまう。

ただ、Jolla Cはあくまでもデベロッパー向けの限定品という事になっている。コイツのレスポンスが如何に良くても、喜ぶのはごくごく一部の人間だ。
ということで、ついに、Jolla Cとほぼ同スペックの「Intex Aqua Fish」が7/19ぐらいにリリースされた。一般向けのSmart Phoneを供給している企業からの一般マーケット(?)へのリリース品だ。

それ自体をいじるのが好きっていうユーザー以外の人たちにとって十分なユーザー体験が得られる準備が必ずしも整っているとは言えないSailfishOSだけど、ようやく「一般のヒトが買える端末」がリリースされた感じなので、ただただ「がんばっていただきたい」と思う次第なのである。

・・・なんの話書いてたんだっけ?
まぁ、とりあえず、Jolla Cは苦労して手にいれた甲斐がある端末だったよ!ってことだ(笑)
これからもがんばれJollaとその仲間(?)達!!

2016/07/29

Jolla: Firmware Update 2.0.2.48 (Early access update)

Jolla Phone、Tabletともアップデートが来た。
[release notes] 2.0.2/Aurajoki
Jolla CやAqua Fishなど新端末への対応とかもあって、今回の機能更新はそれなりに盛りだくさん。
大きなところではバックアップをクラウドに放れるようになったり、追加アプリ入れなくてもスクリーンショットがとれるようになったり(ボリューム上下を同時に0.5秒押すとスクリーンショットがとれるようになった)、SDカードのフォーマットが端末からできるようになったりしてるっぽい。

アップデート時の注意として、事前にパッチマネージャーのパッチはすべてrevertしとけとかWarehouseアプリは一旦削除しとけたかあったのを忘れててそのままアップデートしちゃったけど・・・まぁ、最悪ハードリセットすればなんとかなるだろう(笑)

みんなは気をつけようね(はーと

2016/07/07

Nexus 5X: 買った

Nexus 5Xを買った。
Androidな端末(Tabletを除く)を買ったのは実に4年ぶり。2012年3月に買ったGalaxy Nexus以来だ。
2013年1月にLumia 920を買って以来、実に3年半ほどメイン端末はWindows Phone(Windows Mobile)だったワケなので、そのぐらい振りにAndroid端末がメインに返り咲いた事になる。

Windows10 Mobileは、それはそれで悪くない。フツーに通信(通話、メール、SNS)をこなす端末としては、フツーにメインに据えて問題ないと思う。確かにアプリは少ないけど、そこそこ流行りのゲームもできたりするし、日本国内はあれだけWin10Mな端末に参画してるメーカーもある状態なので、頑張って発展して欲しいなと思う。

でも、結局Nokiaは消滅して、Lumiaも続きがどれだけ出てくるかとか全然見えなくなって、NuAns NEO辺りはちょっと欲しいかなーと思ったりはするんだけど、積極的にWin10Mを使い続ける理由もなかったりしたんだよね。

実はLumia 930のセカンドマイクが調子悪くてハンズフリー通話できなかったり、Pebbleとの連携とか使いたいアプリとかいろいろ考えた時に、まぁとりあえずAndroidでいいかなーみたいなね。

で、OSアップデートとかいろいろ考えたら結局Nexus系っていう選択肢になったって訳。

#え?SailfishOSをメインにしないのかって?うん、まぁ、ちょっと、それはいろいろ事情もあってね(笑)

#ん?iPhone?うーん・・・それでも良かったんだけど、単純に高かった(笑) iOS端末はカミさんが機種変した時にお古をもらおうと思ってる(笑)

1shopmobileでグローバルモデルの16GB版が$225になったこともあって、本読んだり動画見たりするのは基本Tablet端末でやるので16GB版でいいか、とゆーことでとりあえず決済した。直後に(イギリスの国民投票とかいろいろあって)急に円高が進んだんだけど、決済金額を見る限りさして恩恵は受けてないっぽい(笑)
それでも実は、黒を注文したのに「ごめん!黒売りきれちゃった!青か白に変更してくれるなら$10引くよ!」ってメールが来たので、渋々(?)白に。結局約$215で購入とあいなった。

さっそく開けてみる。
本体と電源アダプタとType-Cケーブル。
本体の下になんかドキュメントっぽいもの。
ドキュメントと、SIMトレイのピンが入ってた。

付属のType-Cケーブルは両側Type-Cな奴。コレは付属の充電アダプタからしか充電できない・・・Mac持ってる人はいいんだろうけどさ・・・
液晶は高解像度でなかなかいいんじゃないかね。
裏面にはメインカメラと指紋センサー。カメラは12MPでLEDフラッシュ。
上:ノイズキャンセラ用のマイクかな?
下:イヤフォンジャックとType-Cコネクタとマイク(だよね?)
左:SIMトレイがある。SIMはnanoSIM。
右:電源&ボリュームボタン。カメラ(シャッター)ボタンはない。
スピーカーっぽいのがフロントの上下にあって、横向きにしたときに音がステレオでしかも前面に向けて発せられるような感じに見える。

あ、あと、ちゃんと(日本の)技適の情報も表示される。
ワイヤレスチャージ(Qi)には非対応ってのはちょっと残念(いろいろ理由は説明されているけど、いちいちケーブル抜き差ししなくていいのはやっぱ便利な時もある)だけど、その分薄く仕上がっているってことらしい。
付属のアダプタ+ケーブルでの充電はかなり早く、2700mAhの容量をほぼ0からスタートして40分ぐらいで6~7割充電できてたように見えた。
あと、バッテリの持ちは良い方なんじゃないかな。今の自分の使い方なら1~1.5日ぐらいは保ってくれる感じ。
カメラの性能はあんまよく分からないので評価できないけど、フツーにキレイに取れてるんじゃないかな(ぉ

その他は、まぁ、良くも悪くもフツーにAndroidだしNexusってとこかな。
個人的にはもう一回り小さいのが欲しい(同じぐらいのスペックでNexus 4の後継とか出ないかなぁ・・・)感じではあるけど、多分これで数年普段使いな端末には困らないだろう。

2016/07/01

買った: Pi-TopCEED

Indiegogoから投資したプロジェクトから届いた商品第二弾。
おもむろに開けてみる。
中身はこれ。
Indiegogo: pi-topCEED, the first $99 Raspberry Pi desktop!
つまりはRaspberry Pi内臓(一体型)のデスクトップPCって感じだろうか。
ディスプレイ付き筐体の下に他のモジュール類が入ってて・・・
Raspberry Pi 3、pi-topPROTO、pi-topOSの入ったmicroSD、電源アダプタ、そしてラズパイの後ろに・・・
Breadboard Kit。だいたい構成はこんな感じだろうか。

本体筐体は下側が引き戸のように開けられるようになっていて、そこのスペースにこれらを取り付けるようになってる。
右側はラズパイのUSBポートとかを出すように開いてる。
ラズパイのネジ穴4ヶ所にマグネットを取り付けて、筐体の中に取り付け、左側にあるpi-topCEED側のメインの基盤とHDMI及びI/Oのコネクタを接続する。
右側はこんな感じ。
基本的にPCとしてはこれだけで動くんだけど、そこはまぁ教育用の側面があるのでいろんな入出力を外に出せるようにする。ラズパイのピンから直接I/Oを取ってもいいんだろうけど、これの場合ここで登場するのがpi-topPROTOってことらしい。
なんかラズパイから一旦左のメインボードに入れてコイツに出すっぽい。このボード上に直接いろいろ作り込むこともできるみたいだけどね。これもネジ穴にマグネットを付けてメインボードに接続する。
見栄えとしてはこうなる。
ふむふむ。
どれが何のピンだかわからないので、補助用のカードがついてたからつけてみた。
で、まぁここのピンから信号取って、Breadboardに入れていろいろ遊べるって訳だ。
ジャンパーピンと、Breadboard、初期のセットとして抵抗とLEDとスイッチが入ってる。
こっちの記事の写真はpi-topPROTOが入ってないけど、まぁ、こんな感じで遊ぶらしい。
出典: Indiegogo

Raspberry Pi 3はWLANもBluetoothも付いてるから、ネットワーク接続もとっても楽ちん。付属のOSはUbuntuベースでpi-top用にカスタムしたものっぽかった。
起動画面。フツーのデスクトップアプリを選ぶとフツーのWindowManagerの画面が出てくる。ブラウザ(Chromium)やターミナルの他専用の(?)プログラミングツールっぽいのも入ってるみたいだった。

今回届いたのはBacker用のものだけど、既に市販もされていてだいたい$135ぐらい(Raspberry Pi込み)で買える。ラズパイ持ってる人はラズパイ抜きで$99で買える。今回はRPi3だけど、RPi2でもイケるのかな?
RPi3は持ってるけど余らせてるみたいなヒトは$99でpi-topCEEDだけ買えば違う遊び方ができるかもしれない。ちなみにもともとここは"pi-top"っていうラップトップ型の製品も持ってて、こっちはキーボード、タッチパッド、バッテリも付いててコンセプトは同じ。勉強会みたいなシーンで使っても楽しいかもしれない。

詳細情報、購入はここから。
https://www.pi-top.com/
さて、何して遊ぼうかな・・・

買った: Micro Drone 3.0

IndiegogoJolla Tabletがクラウドファンディングで使ったところなんだけど、Jolla Tablet自体にはタイミング的に投資しそこねて、その後恨みがましくチラチラとサイトを覗いていたらいくつか興味を引くプロジェクトに出会ったので、いくつか投資したりしてみてた。その中で最初に届いたのがコレ。
どろーん!
Indigogo: Micro Drone 3.0
一通り全部引っ張り出してみる。
クワッドコプタ本体(左)と、スマートフォンホルダ(中央上)、バイザー(右上)とそのストラップ(右下の右)、カメラモジュール(右下の左)。中央下は、まぁ、Backer向けのお手紙。

そして・・・おまけの謎のお菓子!
ちなみにまだ食べてない。

とりあえず本体を開封。
左からプロポ(ハンドセット)、クアッドコプタ本体、アクセサリ類。アクセサリはバッテリ(左上)、予備のペラ(右上)、本体用ガード(中央)、バッテリチャージャ(右下)とチャージャ用のUSBケーブル(左下)。

ガードを取り付けるとこんな感じ。
バッテリ装着部はこんなの。手順通り取り付ければ大丈夫ではあるんだけど、ピンを痛めそうで怖い・・・
バッテリの裏側(装着した時に表に見える方)にはカメラモジュールと接続するための電極が付いている。
カメラモジュールとバッテリは磁石でくっつけるような形で接続する。
これで本体は準備完了。

本体の操作は、ハンドセットでやる方法とスマートフォン/タブレットでやる方法の2種類がある。
クアッドコプタ単体でカメラモジュールの映像受信とかしないで(あるいはカメラモジュール外して)飛ばすなら、ハンドセットだけで飛ばせる。本体にバッテリを接続したあと、ハンドセットの電源を入れればペアリング(?)してくれる。

カメラモジュールからの映像を見たり、あるいはスマートフォン/タブレットからそのまま操作する場合には、下のアプリを使う。
簡単な使い方としては、
  1. とりあえずアプリをインストールする。
  2. クアッドコプタとスマートフォン/タブレットをWLANでAd-hoc接続する。(BTじゃないんだなこれが・・・)
  3. アプリを起動する。
みたいな感じで準備する。
設定の中に操作をハンドセットでやるかスマートフォン/タブレットでやるかの選択がある。
ハンドセットで操作してスマートフォンをカメラモジュールのモニタとして使う場合には、ハンドセットにスマートフォンを取り付けるためのホルダを使う。
その時の画面はこんな感じになるはず。
もしくはバイザにスマートフォンをセットしてストラップで頭に固定して、VR的な使い方をすることもできる。
また、タブレットとかを使ってそのまま操作する場合はこんな感じ。
操作感は悪くない。外でも飛ばせるっぽいのでパワーもそこそこある。
これで飛ばせるワケなんだけど、やっぱウチの中は狭くて飛ばし辛い・・・かといってこのご時世、外でやたらと(しかも住宅街でカメラ付きのを)飛ばすのもどうかと思う・・・ということで、どっか思い切り飛ばせるところがないもんだろうかね。

このMicro Drone 3.0は既に市販の方も始まってる。
Micro Drone 3.0
重量はちゃんと計ってないんだけどかなり軽いので、多分規制対象外(200g以下)だろうと思う。
話によるとかなり強い風の中でも飛ばすことができるらしいし、室内用のオモチャじゃなくて、でも本格的にデカいのは要らなくてみたいなヒトにはちょうどいいかもね。