2014/07/30

Jolla向けのアプリを作ってみた。

なんと・・・
JollaのApp Storeに・・・
公開されてしまったのだ・・・
名前は「Qippis」。フィンランド語の乾杯(Kippis)から文字ってみた。
BreweryDBっていうオープンなビール情報のデータベースを使って、ビールの情報を検索したり、Twitterでそれを紹介したり・・・ってことができるアプリ。残念ながら日本のビールの登録は少ないんだけど、まぁ、日本のJollaユーザも少ないから今のところ許しておくれwww

とりあえずソースはココ
http://git.qtquick.me/?p=sailfishos/qippis.git

どこにでもいるおっさんが完全にホビーで作ったアプリだし、基本的に「俺得アプリ」の類だから、あんまり実用的でもないしソースも汚いけど、なんかこうしたらいいとかここがおかしいってところがあったら・・・勝手に直してくれると嬉しい(ぉぃ


もともとJollaを買った理由は、まぁいくつかあったんだ。

まぁ細かくあれやこれや言えばそれなりに出てくるんだけど、一つは単純に新しいガジェットを買っていじってみたかったってこと。まぁなにせあのNokiaからスピンアウトした会社が最初に作った端末ってことで、ある範囲の人たちにとって話題には事欠かなかったしね。

で、もう一つの理由が、今回のお題。つまり、まぁ、とりあえずなんか作ってみっかーって話。

いろいろ説明すると長くなるけど、Nokia N9の時にとあるTwitterクライアントの小さな「プラグイン」がうまく動かない事案があって、作ったヒトとやりとりしてる間に「直してみてよ!」っていう話になったのがきっかけ。(N9のTwitterクライアントって書いた時点で特定されたも同じだけどなw)
その後API 1.1対応とかでほんのちょっとしたバグとかをいくつか修正させてもらった程度だったんだけど、もう十数年ぶりにある程度真面目にコードを読んで修正して・・・コードをいじること自体もちょっと楽しかったし、最終的に「おー、動くよーになったよ!」ってなるのもなかなか楽しかった。
おっさんになったおいらは頭が腐ってきてるので、何ヵ所かダメ出しされて「あーなるほどー」と思ったところもあったしね。

んで、まぁ、ちゃんとしたアウトプットが出せるかどうかは別にして老化防止も兼ねてなんかやってみっかなー・・・ってところだったんだけど、その頃にはもはやN9向けの開発ってのはもう先がない状態だった。(Nokia謹製のQtSDKだっていつまで手に入るかわかんないし、全体的にはQt5にシフトしつつあった(N9はQt4ね)し・・・)

だったらAndroidなりiOSなりWP向けに何かを・・・って選択肢はあったんだろーけど、「Qtが動く」っていうよりも「ベースがQt」ってところで、まぁ「それならJollaにしてみよー」ってところがあった。

「デスクトップアプリ」?うーん・・・自由度が高すぎて逆にどうしていいか解らなくなるんだ。おっさんだから。ある程度制約があったり使えるパーツが少ない方がやりやすいこともあると思うよ。まぁ、あくまでもおいらの場合、だけどね。

とりあえず、あんま複雑なものを目指してハードルを上げると自分自身が萎えちゃって(最近、あんま根性ないのよ・・・)耐えられそうにないから、自分の趣味と「身の丈」を考えてBreweryDB.comを使ってビールを検索するぐらいから始めるかはじめるかーって感じになった。
つまり・・・
  1. ビールの名前で検索
  2. 検索したビールの詳細を確認
  3. 飲んだことあるビールとかの意味でリストに保存
  4. 今飲んでるビールをツイート
と、まぁ、そのぐらいできたらアプリっぽく見えるかなー・・・って感じ。
今年の4月ぐらいからボチボチいろいろ試してきたんだけど、ある程度まとまったところで@kenya888さんが上のリポジトリを用意してくれたので、6月ぐらいからソース公開でおっさんなりにやってみた。フツーなら「がんばった」って書くところだけど、そこはほら、はりきらないことがコンセプトだから(笑)

先週末にharbour.jolla.comからQAに投げて、自前のModuleのネーミングルールと、一か所バグ(というか動作がおかしいところ)を見つけてもらって、それを修正して投げたところ・・・とりあえず「おっけー」って言ってもらえたww

まぁ、実は真面目にBreweryDBのアプリとしてやろうとすると年間$60ぐらいかかっちゃうので、そこは割り切って「使いたい人が自分で(無料の)API Keyを取得してね」って形になってる・・・そのおかげでさっそくストアのレビューには「レジストレーション?ダメダメよ!」みたいなのが投げられてるw
まぁ、おいらのDescriptionが足りてないってこともあるから、今度もうちょい拡充しよう。。。

なにがともあれ、ストアに上げるところまで行ったってのは、いつも中途半端なおいらにしては上出来←自分でいうな!ww

2014/07/28

Nokia Con in Japan 2014に参加してみた。

このイベントが「Come Back Nokia to Japan」とかって言われてて、その2回目が開催された頃ぐらいから、毎年Ustで眺めてたんだよね。
ちょうどNokia N9を買った後で、でもあの時には既にNokiaがMeeGoから手を引くことが決まってて・・・とかまぁそんな状況じゃなかったかな。

で、眺めること数年・・・
ついに自分の足でここに来た・・・・・"Nokia Con in Japan 2014"
いやぁ、ここに来るまでに何年かかっただろうか←大袈裟

会場となったビルの下についたところでちょうどビル内への誘導が始まったんで、以外にすんなり会場内へ。今日はJolla Tシャツを着て行ったんだけど、さっそくエレベータ内で「おぉ、Jolla Tシャツですか!」と声をかけられてちょっぴり恥ずかしい感じだった///

受付で初「生・山根博士」を見て「おー」と心の中でひとり感心しながら名札をもらって貼り付ける。
参加準備完了!

講演開始まで間があったから、予告で案内されてたタッチアンドトライの方を見てみる。
歴代のコミュニケータシリーズ。
 某Expansysから提供されたLumiaシリーズのタッチ&トライ。
 歴戦のNoka勇者達w。
そして最新の「Lumia 930」を軽く触ってみた。
そんなにゆっくりは触れなかったけど、すっきりとしていて好印象。レスポンスもいい。メイン端末としてはこのデザインで(縦横だけでも)もう一回り小さい端末が欲しいところだけど・・・
・・・やっぱ欲しいね。うん。Expansysで週末セールってことで安くなってるところだけど、他の店舗含めてわりと早く値段が下がってる印象があるから、様子を見ながら、でも多分買っちゃうんじゃないかな。うん。

っつーわけで、いよいよ講演開始。

  1. Nokiaは今どうなっているのか(@palmdraさん)
  2. 「新しいLumia」にもう出会いましたか?(@jiminynseriesさん)
  3. Windows Phone 8.1 と Windows 8.1 のイイ関係(@shinoblogaviさん)
  4. NOKIAよ永遠に(@hkyamaneさん)
  5. 座談会

他の参加者の方々が結構たくさん記事にしてるからおいらはもうあんまり細かいこと書かないけど(←単にめんどくさいだけw)、ピードラさんの話は相変わらず興味深かったし、じみにーさんの話は、一応WP8.1ユーザとして端末を使っているにもかかわらず以外に知らないTIPSが結構あったりした。

そしてまさかの日本Microsoftの中の人、高橋忍さんの講演。講演慣れしてる感じで、結構話そのものも面白かった。おいら失礼ながらこの人のことあまり良く知らなかったんだけど、結構有名な人なのね。WP7系の端末がWP8系でアップデートできなかった理由とか、WP8から8.1で内部的にどう変わったのかとか、そして題名通りWin8.1との関係とか、非常に興味深い話だった。この内容から行けば、現行のWP8系の端末は(そのまま行けば)WP9にアップデートできる・・・可能性が高そうだ。
あとね、「WP8.1になったことで、WindowsとWindowsPhoneのアプリはコードの9割が共通化できる」みたいな話。9割ってマジなの?それすごくない?
QtDDの時でもQt使ったソフトウェアでいろんな画面サイズとかで動かす時のコード共通性ってそこまでは高くないような話だったように思ったけど・・・(あれはUIに限定しての話だったのかな?)
なんにしても、その先は「OSを一本化する」みたいな話も出てたと思うから、楽しみにしてていいのかな。

そして大トリは携帯研究家の山根さん。随所に研究家らしい見解や興味深い分析を語ってくれつつ、最後はやはり「愛」で〆るという・・・
もうなんていうか、ある意味すばらしい(笑)!!

確か基本的に講演は全部Ustで録画してあるっぽいので、当日行けなかった人やリアルタイムでUst見られなかった人たちは是非見てみるといいよ。

この後座談会を経て、最後は大じゃんけん大会。
残念ながらじゃんけんはあんまり強くないのでレアなところはゲットできなかったけど、今回はちょっと書くのをためらうぐらいの景品が出てきてて、なかなかすごかった。うん。すごかったとしか言えないww

まぁ、あとはじみにーさんを労いつつ、ピードラさんにご挨拶しつつ、NokiaイベントなのにJollaのことを語りつつ、あっという間に半日が終わってしまったのであった。

とゆーわけで・・・

スタッフのみなさん、講演者の方々、会場貸して下さってるアスキーメディアワークスさん、タッチアンドトライ用の端末とか景品の一部を出して下さったExpansysさん、ほんとーに一日おつかれさまでした!!たのしかったっす!来年もあったら・・・また行けるように努力してみるっす!!

でもやっぱその前に、Lumiaの正式な国内リリースイベントとかができたりするとうれしいんだけどね・・・関係者の皆々様方、ぜひがんばって欲しい!!!

2014/07/15

Jolla: Web Shortcut機能のBug?

いや、そもそも機能を表す名称として「Web Shortcut」ってのが正しいかどうかよくわかんないけど・・・

直前のVer. 1.0.8.19に関するエントリーで「Webショートカットが消せない」って書いた奴は、どうやらショートカットを作る際のタイトル(Title)に特定の記号が入ってると発生する現象っぽい感じがする。

現象発見のきっかけになったのはこれ。
1.0.8.19のリリースノートのページをショートカットとして追加したんだけど、どうもタイトルの先頭にある"[Release notes]"の"[ ]"がいけないらしい。
もともと"[ ]"の入ってないページのショートカットを作るところでTitleに"[ ]"を追加してやると、見事に(?)消せなくなる。先頭でなくても、文字列中にこれが含まれるとダメ。試してないけど、おそらく"( )"とかもダメなんじゃないかな。こういうのは入力時にチェックかけるべきなんだと思うけど、今のところユーザ側で登録時に回避するしかなさそう。

ちなみに貼ってしまった後の対処方法としては、"/home/nemo/.config/lipstick/applications.menu"を編集して該当する行を削除し、"/home/nemo/.local/share/applications/"の下にある該当ファイルを削除すれば消せるっぽい。(該当ファイルを消せば"applications.menu"は自動的に更新されるっぽい。[2014/07/16修正])
 ".config"も".local"も、PCにUSB接続して端末側を「PC接続」のモードにするとPC側からファイルにアクセスできちゃうので、端末のターミナルとかDeveloperモードでsshとかじゃなくても割と簡単に編集できると思う。

・・・一応"together.jolla.com"にレポートしてみたけど、どーなるかな。とりあえず次期バージョンではこの辺り修正されてることを祈ってる。

<追記 2014/07/16>
対処方法としてapplications.menuの修正は不要で、"/home/nemo/.local/share/applications/"の下にある該当ファイルを消すだけでいいっぽい。

[bug] Specific web shortcuts in launcher can not be deleted.

確かにファイルを消すとリスト自体も(自動で)修正されてた。
返事くれたひとありがとー!
</追記 2014/07/16>

がんばれJolla!

Jolla: Firmware Update 1.0.8.19

先月の時点で「7月にアプデ出すよ!」と言っていたのが、7/14付で出た。

[Release notes] Software version 1.0.8.19, Tahkalampi

前回アップデートでOSアップデートは「About product (製品情報)」画面から独立したので、今回からは[Settings (設定)]→[System (システム)]→[Sailfish OS update]からアップデートの確認/実施をするようになっている。

アップデートのやりかた自体は大きくは変わらない。[Sailfish OS update] の画面のプルダウンメニューからアップデートの確認をし、アップデートできることが確認できるとこのメニューが「ダウンロード」になり、ダウンロードが完了するとアップデートを実施するメニューに変化する。
要はプルダウンメニュー(は常に一項目しか表示されないので)を3回選択すればアプデが始まる。

今回のアプデも結構盛りだくさんで、ひとつひとつを書いてるときりがない(という理由にして気になったところだけを書きたい)ので、気になったところだけ書いてみる。詳細は上のリリースノートへのリンクをたどってくれたまえ(誰に言ってるんだ?)
  • チュートリアルアプリがアップデート
    上下左右のスワイプと左右のフリックみたいな「UI上の基本操作」のみのチュートリアルから、N9の時のようにロック画面、ランチャー画面等の紹介が加わってもう少し「このスマートフォンの使い方」的なイメージになってきた。
  • タスクマネージャ上のアンドロイドアプリが1アプリ1ウインドウになった
    今までは複数のアンドロイドアプリを立ち上げていても、実行環境自体を一つのアプリとして1つのウインドウで扱ってたんだけど、ちゃんとそれぞれ立ち上がってるアプリが独立してタスクマネージャに表示されるようになった。
    だがしかし、実行環境上から畳まずにSailfishOSのタスクマネージャから直接アプリをkillした場合、モノによってか場合によってかうまく殺せなくてゾンビみたいにタスクマネージャに居残るケースが(少なくとも手元では)見られた。
    最近は知らないけど、Androidアプリを(Play storeでもYandexでも)ストアアプリ経由でインストールしてSailfishOSのランチャー画面から削除すると、ストアアプリ側からはアンインストールされたことがうまく認識できなくて齟齬が出る、みたいなことがあったりもしたから、この辺りはもうちょい煮詰めるかある段階で捨てちゃうかしないとダメなんじゃないかなー ← 言いたい放題
  • メールアカウントの同期設定が、アカウント毎にできるようになった以前はアカウントの種類毎にしかできなかったから、複数のメールアカウントを設定してると全部同じ設定で同期してたものが、「このメールアカウントは5分毎、このメールアカウントは手動のみ」みたいな選択設定ができるようになった。あとメールの署名も全メールアカウント共通だったのが、アカウント毎に署名を設定できるようになった。
    ・・・あとはやっぱりIMAP Idleに早く対応して欲しいなぁ・・・
  • ランチャー画面にWebSiteへのショートカットが貼れるようになった
    N9でも同様の機能があったと記憶してる。ブラウザでお目当てのサイトを開いた状態からタブ切り替え(下部中央のボタン)をタップし、タブ&ブックマークの画面からプルダウンメニューで[Add to launcher]を選択すると、アクティブタブのWebSiteへのショートカットがランチャーに張り付けられる。
まぁ、試したのはこのぐらい。
あとは細々変更されてるんだけど・・・なんか今手元でランチャーに張ったWebショートカットが消せない・・・バグなのかなぁ?それともなんか別の要因だろうか・・・ちょい確認中。

メールの署名とか同期設定がアカウント毎にやれるようになったのはありがたい。
リリースノートに「コネクティビティの向上」ってあるんだけど、LTE<=>3Gの移行回りが治ったりしてるのかな???まだ試してないからわからない・・・
なんにしてもますます便利になることを期待してるよ、Jollaさん!

2014/07/08

Jolla: 3rd Party製 The Other Half (その2)

前回Funky Other HalfのTOHを買ってみたんだけど、まぁ3Dプリンタから出したままって感じだったし、加工精度的にはこんなもんなんだろーなーって状況だった。
ワイヤレス充電についてはちょっと追加検証できてなくって・・・って感じの状況のままここに至ってるワケなんだけど、Jolla関係でいろいろググってるうちにこんなのに出くわした。

The Other Side

同じく3Dプリンタでの加工品で、Shapewaysから買えるらしい。

Shapeways: The Other Side for Jolla phone

Funky Other Halfとそんな変わらんかなーとも思ったんだけど、見てみると結構ちゃんとしてるっぽく見える。すくなくとも打ち出したママって感じではなくて、純正に近い形状になってるように見えた。
送料あわせても2,000円しない感じの値段だったので、一個所望してみることにした。

受注発注的に作ってるのか、注文から発送まで1週間ぐらい待たされた感じがした。値段は$16.35/個に送料が$2.85ということで合計$19.2(1,956円)也。発送はUPS。

とゆーワケで届いた。
中身は・・・
シンプルにTOHが一枚。

とりあえず確認。おもて。
うら。
左側(画像で言えば下側の中央からやや右側)の突起(TOH検出用のスイッチを押す部分)もちゃんと作りこまれている(Funky Other Halfでは加工されていない)。

前回のFunky Other Halfと比較して、仕上がりは表面仕上げを除けば形状・軽さ等が純正に近く、この時点では好印象。




特に端末の上下部分のラウンド加工もちゃんとされているし、やっぱりやや薄い。
ここまでは「いい感じじゃね?」と思ってた。

が、しかし・・・
んー・・・はめた感じがゆるゆる。ちょっと心もとないっす。
そして端末の下側(画面左側)がちょい浮いてるっす・・・
今回も加工精度的には「うーん」な感じだった・・・でもFunky Other Halfと比べると仕上がりは悪くない感じ。頑張ってはいるんじゃないかな。何枚かまとめて買えば、一枚ぐらいはピッタリ行くのがありそうな気がする(ぉぃ

やっぱ真面目に他の常用できるTOHが欲しいのであれば、純正品とかちゃんとしたところがリリースしたものを入手するのが一番なんだろーと思う。
あとはJollaがもっとバカスカ売れてこーゆーパーツの需要が高まれば、ちゃんと金型から精度よく作った3rd Party製のTOHが出始めるだろうから、「布教してこい!」って感じかなww

次TOH買う時は、サブディスプレイ付きとかソーラーパネル付きみたいな、もっともっとヒトバシラーした奴を買ってみたいなぁww