2017/10/13

Jolla: Firmware release 2.1.3.5 for Sony Xperia X (Sailfish X)

Sailfish Xの販売開始にうかれててちゃんとリリースノート見てなかったから見てみた
[release notes] 2.1.3 Kymijoki for Sony Xperia X
ダウンロード開始の10/11時点で[RC3]という扱いになってて、要するに発売は開始したけど正式リリースにはなってない。スケジュールを優先してギリギリのところまで仕上げて出したって感じ。

まぁそもそもJolla Phoneも似たような状況で、発売開始から随分経ってからバージョン1.0になったしね。資金調達とか商機みたいなものを考えたらこういうのもアリなんだろうし、そのために「スモールスタート」で絞った訳なんだろうしね。
某国みたいにちゃんと完成するまで延期に延期を重ねた挙句にタイミングを逃したダメダメな商品を出しちゃうよりはマシなんだろう(笑)

操作に対するレスポンス自体はJolla Cと比べても良いように感じるんだけど、これでもCPUコアはまだ全部を使い切れてないっぽい。他にも機能的にはまだいろいろImplement/Improveする予定みたい。
ダブルタップによる起動は今の時点でも昨日書いた方法で有効にすることができるっぽいけど、この記述だと後で正式にサポートされるっぽいな。Fingerprintも設定項目ないなーと思ってたらこれから対応予定と。

という訳で今後に期待しよう。

昨日からちょっと気になってたのは、なんか手動で設定したAPN設定がちゃんと保持されない気がする。IIJmioのSIMなんだけど、再起動する毎にu300の設定になっちゃう。ま、この辺りも後々Fixされてくだろうから、気長に待とう(笑)

がんばれJolla!

2017/10/12

Jolla: "Sailfish X" が正式リリース!

今年のMobile World Congressでソニーとの提携とオープンデバイスプログラムを利用したXperia向けのSailfish OSの開発を発表したJolla。
[Official Jolla Blog] Purchase, download and install your Sailfish X now
10/4にまず「先行販売」という事で、プロジェクトの中止によってJolla Tabletを手にすることができなかった「Refund Group」の人たちにVOUCHERが配布され、VOUCHERコード持ってる人たちからの受注を開始。

そして昨夜10/11、ついに一般販売とダウンロードが開始された。
https://shop.jolla.com
が・・・残念ながら現時点で日本からOSを購入することはできない。。。

せつない・・・

Jollaからの説明を読む限り一番大きな要素はこれまでと全く違う販売形態に対してリソースが十分とは言えないので「スモールスタート」で展開したいという事っぽく、今回は(最初のJolla
Phoneの時と同じく)EU圏のみ(EU諸国+スイス:「自分たちのホームグランドから」)ってことらしい。
ダウンロード販売だから転送業者探したりとかしなくて済むし、早く日本にも売ってくれよー・・・と、思いつつ・・・

という訳で、ここから書いてあることは多分幻なのでそのつもりで。 
価格はVAT込みで€49.90。
Community Program参加者(要はJolla Cの購入者)にはメールで€10.00オフのVOUCHERが配布され、€39.90で購入することができる。

購入するとダウンロードのサイトが案内される。
従前のデバイスには現在Early Access向けのVer.2.1.2系がリリースされたばかりだけど、どうやらSailfish Xは2.1.3系っぽい(確かに以前の案内でそんなことを言ってた気がした・・・)。
ダウンロードサイズは約1.16GB。

ダウンロードしたらインストラクションに従ってイメージを書き込む。
How to install Sailfish X on your Sony Xperia X
いろいろ慎重に事を進めているようで、インストールのインストラクションはかなり細かい。
Jollaって開発関係とかのドキュメントも割としっかり書いて公開してるよね。すばらしい。

で、インストール作業はWindows PC上でやる。というか、いまのところWindowsしかサポートされてない。将来的にはLinuxやMacOSもサポートする予定はあるっぽいけど、まぁ、Step by Stepってことみたい。

STEP1: デバイスを最新の状態にするビルド34.3.A.0.228以上にしてねって話らしい
STEP2: fastboot driverをインストールするXperia X driver
STEP3: ダウンロードしたSailfish Xのファイルを展開。
STEP4: ブートローダーをアンロックSony Open Devices website
STEP5: Sony vendor binary imagesを取得SW_binaries_for_Xperia_AOSP_M_MR1_3.10_v13_loire.img をSTEP 3で展開したファイルに加える
STEP6: OSを書き込むダウンロードファイルに入っている"flash-on-windows.bat"を実行するだけ簡単便利 
購入時の端末の状態にもよるんだろうけど入手した奴を通常のOTAで更新してたら最新ビルドにたどり着くまでに大量のアップデートが必要になっちゃって途中で飽きたのでSTEP2 > STEP4 > STEP1(Unlock済の手順(1.2)) > STEP3 > STEP5 > STEP6という順番で作業した

最新ビルドでのAndroidのバージョンは7.1.1。実は8.0へのアップデートも予定されてるっぽいし、端末としてのXperia Xはそれなりにいい感じだからそのままAndroidとして使っても良さげな感じなんだけど、まぁそうするとブログのネタにならないからちゃんとSailfish Xを入れた(笑)
なかなか動作は快適。ただ、デフォルトではダブルタップでのスリープ解除はできないっぽい。
開発者モードを有効にして、別途mce-toolsをインストールすれば有効にできるっぽい。
% pkcon install mce-tools
% mcetool -i disabled
% mcetool -z always
要再起動らしい。

事前準備がいろいろあるもののSailfish Xの導入自体は簡単便利。でもこれイメージファイル持ってたら買ってなくてもインストールできちゃうよねぇ??ライセンス管理とかどうしてるのかな??購入した時のJollaアカウントと紐づけてある??

まぁ、ともあれこれで次のステージへいける。
とりあえず細々セットアップしよう。。。

2017/10/05

Jolla: Firmware Update 2.1.2.3 (Early access update)

記事にし損ねてたんだけど、前回アップデートの2.1.1はリリースの段階でバグが発覚してアップデートが中断されてる。
[release notes] 2.1.1 Jämsänjoki
当初はバグの修正を考えてたみたいだけど、Sailfish Xとも関連する2.1.2系の作業を優先することにして、2.1.1系のアップデートは中止ってことになった。

んでもって、満を持して(?)やって来たのがこのアプデ。
[release notes] 2.1.2 / Kiiminkijoki
機能追加としてはスモールアップデートみたいな感じで、今回もかなり細かいセキュリティフィックスが行われている。この辺りはすごく丁寧。
前回2.1.1の最終段階で発覚したバグにも対応しているっぽい。
あとはMDMが導入されたのかな?
管理ツールみたいなのをどうするのかは分からないけど・・・

Sailfish Xの話はまた別に書こうと思うけどそれはそれとして既存の機種もちゃんと忘れられることなくアップデートされるのはすばらしい(笑)

がんばれJolla!