2014/03/29

Jolla: 今更外観の話?

すでにいろいろ書いちゃってるけど、今更モノの話。
Open Boxしたところは最初のエントリで載せてあるワケだけど、箱の中身はだいたいこんな感じ。まぁ、いまどきの携帯電話(スマートフォン)な感じだよね。N9もLumiaもこんなもんだったと思う。(イヤフォンがついてないぐらいの違いかな?)
あ、既に本体の中に入れちゃってるから映ってないけど、+バッテリね。

本体裏側はこんな感じ。
裏蓋(The Other Half)を外す時は左下の青い三角定規・・・じゃなくて青い三角形のところ辺りからベリベリと剥がず感じ。(バラす時に使うオープナーみたいなのがあると剥がしやすいと思う)

そして剥がしたところ。
下半分がバッテリコンパートメント、上のスロットの右側がSIMスロット(マイクロSIM)、左側(カメラの下辺り)のがマイクロSDのスロット。Jollaは外部記憶メディアに対応してる。(が、使用状況とかを見るツールは標準でないっぽいし、カメラとかの設定画面みても「デフォルトでの保存先をSDに」みたいな設定もなさそう。今後どうやって活用して行くのかな・・・?
右側の白いのが標準でついてくるThe Other Halfって奴。レビュー書いてる人がこぞってそう書いてあるけど、やっぱりヤワ。ペラペラな感じ。でも本体にくっつけちゃえばわりとカッチリしてる感じの手触りになる。
カメラ穴の右下のところ、なにかテープっぽいものが貼ってあり、何かのチップがついてる感じがしてたんだけど、Jollaのアプデが何度かかかった中でThe Other Halfを検出して、画面のテーマっぽい奴を自動的にSnow Whiteに切り替えてたし、ちゃんとシステム情報にもThe Other Halfの情報が出てくるので、なんか認識するためのタグが入ってるんだろーな、きっと。

左から、魂を抜かれたNokia N9、Jolla、そしてLumia 920。正面からの大きさはほぼLumia 920と同じ。
そして厚み。上からNokia N9、Jolla、Lumia 920。若干薄いかな。

ただね。正直、3つの中でJollaが一番軽く感じる。
実際には2番目の重さだけど、Nokia N9が135g、Jollaが141gと6gしか違わず、サイズ的にはNokia N9の方が小さいので、ややNokia N9がずっしり感じるみたい。そしてLumia 920はそもそもサイズ的に近いのに185gとヘビー級だからね。

質感としては悪くないし、動作もそこそこだし、やっぱLumiaより軽いのは印象がいいんだけど、サイズ的には「もう少し小さくしてくれればよかったのに」とも思う。
というのは、操作がスワイプメインなので、フツーに片手で持って操作するには若干大きすぎる感じなんだよね。画面の端に指が簡単に届かない。これがNexus 7ぐらいの大きさだったら(それはもう電話じゃないけど)まったく諦めて両手で操作するから問題ないと思うけどね。そういう意味では、今回はNokia N9ぐらいの大きさで作って欲しかったなーと思うんだよね。

Nokia N9はもちろんUI自体の気持ちよさってのもあったけど、あの感じのためにはやっぱりこのサイズである必要があったのかなーと、今になれば思うんだよなー。
この大きさは今の主流なスマートフォンでは「小さい」部類に入ってくるから、ある程度見た目とかカタログスペックで受け入れられやすいという意味ではJollaの方がマッチしてるんだろうけど、残念ながら提案するUIとのマッチングはイマイチなんじゃないかなーと思う。もーちょっとこういうところは「市場寄り」でなく「主張寄り」で行って欲しいところなのになーブツブツ。

でも一方で、「The Other Half」っていうシステムは、ちょっぴり面白い。裏蓋でもある「The Other Half」を外した写真のところで、SIMスロットとmicroSDスロットの他に、電極っぽいのが6ヵ所程配置されるのがなんとなく見えると思うんだけど、これはThe Other Halfとの入出力ポートになっているんだそうだ。ここの辺りに情報があるけど、「5V(本体への)入力」「3.3V(本体からの)出力」「I2Cデータ」「I2Cクロック」「システム割り込み」「グランド」の6つ。
つまりちゃんと作りこめば、ワイヤレスチャージに対応したThe Other Halfとかはもちろん、本体から電源供給を受けて本体と通信・連動する別のハードウェアを裏側に作りこんだりすることができるワケだ。
実際にそーゆーのを試作してる人たちはかなり居るし、スライドキーボード付きのThe Other Halfは商品化に向けて動いてるようにも見える(詳細までは知らないけど)。これは他のスマートフォンにはあまり見られない、面白い動きだよね。

とはいえ、裏側のハードウェアはやはり「プラスワン」的な要素だし、まぁ、やっぱりあくまでも"The Other Half"だよね。やっぱり重要なのは"The First One"の方だし、"SailfishOS"の方にこそ発展を求めるとこじゃないのかいね。

Jolla関係の最初のエントリで書いた「基本操作」に始まるUIも、"The Other Half"を含めたハード面も、ベンチャーで立ち上げて初めてハードの調達からなにから始めて、いろいろな制約のある中ではよくここまで作ったよねーって思うけど、も少し足りない感がまだあるかなー。
まぁ、最初のAndroidとか最初のiPhoneとかも今思えば結構酷かったし、それを考えたらまだチャンスがあるんじゃないのかなーとも思うけど。

じゃあ「何が足んないの?」って言われると、「これだっ!」ってものが言えない程度においらはダメなユーザだけど、この端末、文句言ってるワリにはちょっと気に入ってるし、なんとなくこうやっていろいろ書いたり、いじったりしてる間になんか思いついたりしないかなー(別においらが思いつかなくてもいいワケだしね)とかテキトーなことを考えたりする。うん。

ま、偉そうなこと言っても結局なにも思いついてなくてゴメンナサイなので、まずはこれからもJolla応援してますとぐらい言っておこう(笑)

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