とりあえずはツールを揃えて、インストールするだけ。
Windows 10 Proな環境で、とりあえず以下の2つをインストールした。
- Visual Studio Community 2015
- Qt 5.6
これでSDKもインストールされるんだけど、ふつーにやるとデバッガまではインストールされないっぽい。んで、とりあえず「プログラムのアンインストールまたは変更」からSDKを選択。
変更押して「change」選択してデバッギングツールを選択。
インストールしておく。うむ。
んで、このあいだリリースされたばかりのQt 5.6.0を入れてみよう。
今回はVS2015を入れた訳だから、言われるまでもなくmsvc2015な奴を選択。今回の目的はWin10Mなデバイスでアプリを動かすことだから、WinRTな奴をチェックするのを忘れてはいけない。うむ。
まぁ、そんなこんなで一応ツール類は整ったはず。とりあえずQtCreatorからテキトーなプロジェクトを立ち上げてみる。
この状態でデフォルトで4つのKitが登録されている。Windows Phone 8.1とかの時はKitの中にPhone用のものがあったけど、どうやらMobile用のキットは標準では入ってないっぽい感じ。
細かいことは省略するけど、「オプション」→「デバイス」を見るとちゃんとエミュレータ類とかもあって使えそうに見えるんだけど、手動でKitを設定してデプロイ先にエミュレータを指定してもなんかうまく動かなかった。
で、ググったところ去年のQtWSでこんな発表がされていたので、以下はコレを見ながらやってみた。
QtWS15- Developing for Windows 10 With Qt, Maurice Kalinowski, The Qt Company
まずはQtCreatorで新規プロジェクトを作成する。この辺りの処置はまだよくわかってないんだけど、とりあえずKitはWinRT x86とWinRT armを指定しておく。
画像の中にはWin10のEmulatorみたいなKitがあるけど、「追加してみたけど撃沈した」名残だったりする(笑)
で、ここまでで一旦QtCreatorを終了させる。
次にコマンド プロンプトを立ち上げて、さっき作ったプロジェクトのディレクトリに移動して、以下のようにコマンドを実行する。
C:\path\to\project> C:\Qt\5.6\winrt_x86_msvc2015\bin\qmake -tp vc CONFIG+=windeployqt実行するときには、Win10SDKのx86にPATHを通しておく必要があるので注意。
C:\> PATH = %PATH%;C:\Program Files (x86)\Windows Kit\10\bin\x86\コマンドが正常に終了すれば、VS2015用のプロジェクトファイルとビルドに必要なディレクトリ等が現れるはずだ。
ここまでできたら、今度はVisual Studioを起動して、このプロジェクトを開く。
右側に見えている「ソリューションエクスプローラ」に表示されてるプロジェクト名を右クリックして「SDKの再ターゲッティング」を選択し、SDKを指定しておこう。初回にこれやっとかないと実行の時に「選択しろ」って怒られる。
とりあえず、Release、x86を指定して、エミュレータ上で実行してみる。
うまく動いた。
実機の方で動かすときは、winrt_x86_msvc2015じゃなくてwinrt_arm_msvc2015のqmakeを使うと、プラットフォームのところがARMになってて実機にデプロイできる感じ。
一つのプロジェクトでx86とARMを切り替えながら・・・ってのは、なんかうまくいってない。そのあたりはこれから確認だ・・・
なんにせよ、手元ではWP8.1の時はうまく動かせなかったXmlListModelとかあの辺が今回はうまく動いてるのが確認できたから、Win10Mで動くqippisっぽいのを作って試してみるつもりだ。
去年はマウスコンピュータが"MADOSMA"を国内リリースしたのを皮切りに、秋には日本マイクロソフトがWindows 10 Mobileな端末の投入を発表したりして、(Lumiaは来ないにしても)国内にも大手を振ってWP端末が売られてる。
とりあえずWin10Mなアプリ作るだけならここまで書いた通りフリーなツールで作れるワケだから、ここらでみんな一つQtQuickでアプリ作ってストアでリリースとかやってみようよ!
みんな、期待してるよ!(他力本願
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